栃木LAN配線・電話工事ブログ
オフィスにおいてWi-Fi環境が弱かったり、特定の場所のみネットワークに繋がらないなどが理由で作業が滞ってしまった経験は誰しもあるのではないでしょうか。そのような時、真っ先に思いつく解決策は「ルーターの増設」かもしれません。しかし、実のところルーターを増やすことでさらに環境が悪化してしまうケースは少なくありません。
今回は、実際にあった栃木県の企業事例をもとに、どのようにしてこの問題を解決したのかをご紹介します。Wi-Fi環境の改善を検討されている方は、ぜひ参考にしてください。

ご相談内容
栃木県ある企業様から「Wi-Fiが弱い場所があるため、新しくルーターを設置したが、かえって繋がりにくくなった」というご相談をいただき、現地調査に伺いました。現地でネットワーク環境を確認したところ、以下のような状況が見受けられました。
ルーターの重複(2台)設置によるネットワーク干渉
電波の届かない範囲をカバーするため、既存のルーターのすぐ近くに新しいルーターを増設されていました。しかし、どちらも「ルーターモード」のまま動作していたため、電波同士が干渉し合い、本来のスピードが出ない状態になっていました。
SSID(Wi-Fiのネットワーク名)の切り替えの手間と接続トラブル
2台のルーターが個別に電波を出しているため、移動するたびに手動でSSID(Wi-Fiのネットワーク名)を切り替えなければならず、スムーズに接続が引き継がれないというストレスを抱えられていました。
IPアドレスの設定不備
複数台のルーターを設置したため、IPアドレスが重複し、通信に支障が出ていました。同一ネットワーク内であればIPアドレスは被らないように設定する必要があり、重複すると通信が不安定になる根本的な原因となります。
お客様ご自身でも、スマートフォンを使ってどこまで電波が届くかといった簡易的な調査は行われていましたが、目に見えない電波干渉や内部設定の衝突までは把握しきれない状況でした。
栃木LAN配線・電話工事.comの提案内容
この状況を解決するために、栃木LAN配線・電話工事.comは以下の提案を行いました。
1台のルーターをアクセスポイント(AP)モードへの切り替え、電波干渉を解消
片方のルーターを「ルーターモード」ではなく、電波を拡張するための「アクセスポイント(AP)モード」として設定しました。これにより、複数のルーターが個別に動作することで発生していた電波干渉を抑え、通信の安定性を向上させることができています。また、SSID(接続名)を統一することで、オフィス内を移動しても手動でWi-Fiを切り替える必要がなくなり、常に最適な電波に自動接続される環境を整えました。
IPアドレスの固定割り当てによる安定運用の実現
ネットワーク機器に対し、個別に固定IPアドレスを割り当てる設定をしました。企業ネットワークにおいて、各通信機器の住所にあたるIPアドレスを正しく管理することは、接続の衝突を防ぎ、万が一のトラブル時にも迅速な原因特定を可能にするための王道と言える重要な対策です。ただし、モバイルPCにおいてはIPアドレスを自動取得の設定にすることは多いです。
ゲストWi-Fi環境の構築
また、追加でご相談いただいた来客用のWi-Fiについては、社内の基幹ネットワークとは論理的に分離した「ゲストWi-Fi」として構築しました。これにより、訪問者の方にWi-Fi環境を提供しつつ、社内の機密情報へのアクセスは遮断するという、利便性とセキュリティを両立した運用が可能になっています。
まとめ
Wi-Fiの不具合は、単に機器を新しくしたり増やしたりするだけでは解決できないケースが多々あります。今回の事例のように、複数の機器が干渉し合っていたり、設定一つでパフォーマンスが大きく左右されたりするのがネットワークの難しさです。もし、貴社のオフィスで「Wi-Fiがよく切れる」「特定の場所だけ極端に遅い」といったストレスを感じていらっしゃるなら、一度プロの視点による診断を受けることをおすすめします。
栃木LAN配線・電話工事.comは、豊富な施工実績を持つネットワークのスペシャリストです。LAN配線はもちろん、電気や電話工事まで一括して対応できる体制を整えています。大規模なネットワーク環境構築から「この場所だけ電波を改善したい」といった小さなご相談まで、お客様の理想のオフィス環境づくりを全力でサポートいたします。
